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POSITIONS Berlin Art Fair

小川晴輝、菊池遼、村山誠、後藤宙
2017年9月14日(木)- 17 (日)
ARENA Berlin | Booth C-06

アートの世界は夏のゆりかごから目覚めはじめました。そしてFrantic Galleryは多忙なBerlin Art Weekへと飛び、POSITIONS Berlin Art Fairへと参加します。このアートフェアは街中で行われるさまざまなイベントと並行して9月14日にその扉を開きます。

        • 小川晴輝は異素材(綿麻布、綿布、麻など)のカンヴァスを組み合わせて影(陰)を効果的に用い、複数の画面を貫通するダイナミックな要素を(油絵具、アクリル絵具、アルキド絵具を使って)作り出します。そして作家は線的、通時的な構造では読み取ることのできない形象を編み出します。彼のイメージはひとつの入口を提案しません。絵画は把握不能な「空」である真ん中へ異なる方向から同時に近づいて視覚的な本体全体を包み、シンクロニシティで知覚するよりほかない結び目のように組成するのです。


          Haruki Ogawa, Fusion XI, oil, alkyd, acrylic on hemp, cotton canvas, 97.4x108.3x6cm, 2017

        • 菊池遼が「Void」シリーズの最新作で提示するのはぼやけた風景あるいは対象です。そこでは、対象は近づいて見ることを求めながらも鑑賞者が作品に近づいていくと多数のドットの列へと「消えて」しまい、はっきりとした視覚を得られる距離への可能性を完全に排除し、イメージの枠組みを破壊します。この形をとるために快適な場所は存在しません。それは見るものにとっては近すぎ、または遠すぎ、再出現と消滅、概念と似たようなドットのメカニカルな反復の間に変動するイメージです。


          Ryo Kikuchi, Void#24, acrylic on panel, 90x90x4cm, 2017

        • 村山誠はPhalaenopsis Sogo Yukidian、コチョウラン属にまつわるBotanical Diagramの新作を発表します。この花は地球上に類を見ないような構造を持ち日本では伝統的なセレモニーに用いられてきたもので、世界中の園芸家たちから注目を集めています。村山は花弁の構造分析を展開させ、重心、植物の核心の色彩分割、環境および3Dモデリングのデータ、成分を表記し、優雅なメッシュによって半透明な造形を表現しています。


          Macoto Murayama, Phalaenopsis Sogo Yukidian - front view - b, digital c-print, 100x100cm, 2017 Ed.8

        • 後藤宙の作品はなにかしらの部族を喚起させるような雰囲気を纏っています。けれども、その一方で未来的な想像力とも調和するという、一見矛盾するかのような特性を持ち合わせています。そこでは幾何学性と建築性がアグレッシブな色彩と触覚に絡み付いています。彼の作品はインスタレーションでも彫刻でもなく、ジャンルとスタイルを乗り越えてコンテンポラリーアートに欲望の「トーテムとタブー」という次元を持ち込み、無意識的な「崇拝」の引き金を引きます。こうして後藤は有史以前の過去とSF的未来を結びつけ、一方ではディープな未認識の欲望を、また一方では法と秩序というものを弄ぶかのようにして時代と時代をぶつけ合うのです。


          Kanata Goto, Nexus # 2(y), nylon threads, steel, 125x115cm, 2017 Ed.5


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